消化仕入と委託仕入の概説
消化仕入は売上仕入とも言われます。売上が発生した分だけの商品を仕入れたことにし、その分だけを支払う方法です。商品は預っているだけなので、帳簿上の在庫はありません。つまり、売上と仕入の計上時期が同日になるわけです。

販売店側の利用メリット

  • 仕入資金に余裕がない
  • 在庫管理能力がない
  • 商品の保管場所がない
  • 仕入先が一時的である
  • 商品の陳腐化が早い

仕入先側の利用メリット

  • 販売店の負担軽減が図れるので、積極的な販売が期待できる
  • 販売店に貸倒の心配がある場合、商品の所有権留保ができる
以上のような場合に適した方法です。また、消化仕入と類似した方法に委託仕入があります。一般的な委託仕入の場合、所有権と価格決定権は仕入先にあります。一方、商品の保管責任は販売店側にあります。そのため、通常の売上と区分処理し、一定期間の売上計算書に基づき、委託手数料を控除した残金を支払います。委託契約期間終了後は基本的に返品処理されます。一般的に、アパレル業界やデパートの取引は買取仕入、消化仕入、委託仕入の3種類の方法を用いています。当然ながら、同じ商品でも売残りやロスのリスクがある完全買取仕入が最も安い仕入方法です。