デジタルカメラの画素 はカメラ内受光部の色を感知する点 を言います。この画素数が多いほど、精緻な画像撮影が可能で、編集時の補正や引伸ばしが容易になりますが、画素数の増加に比例してファイルサイズが大きく、表示に時間を要するようになります。
契約サーバーの容量は制限があるので、ウェブサイトの構築に支障をきたすこともあります。一般的には、高画素数のデジカメ購入を考える方が大多数だと思いますが、費用対効果で考えれば有効画素数200万程度のデジカメで必要十分であると言われます。理由としては、200万画素を超えるとサービス版サイズ の画質差は肉眼で認識できないからです。
網膜には、明暗を認識する桿体細胞が約1億3千万、色を識別する錐体細胞は約500〜600万あります。単純に画素数とすると膨大ですが、脳に送る神経節は約100万、視神経繊維は約120万に過ぎません。これは約120万画素に匹敵しますが、一方で人の経験や推測による物体の輪郭認知能力は相当高いとされてます。しかし、80万画素程度のサービス版以下のプリント写真では、実際に見分けがつかない場合があります。
そのため、ネット上での画像は撮影後の補正 を考えても、ハガキ大 の画像程度なら200万画素で十分と言えるのです。解像度96ppi のWindows画面のピクセル 単位に換算するとサービス版サイズは3.504×5.0インチ なので、それぞれ96個のピクセルを乗じた336 ×480 ピクセルの161,280画素で画面表示されることになります。
デジタル一眼レフ
一眼レフのデジカメはコンパクトデジカメに比べ次のような利点があるので、本格的な商品撮影には、多少画素数が少なくても一眼レフタイプの方が有利です。
レンズやセンサー 、画像処理エンジンが高性能のため画質がよく、画像化の一次データとなる明るさ、色調、ノイズ除去などが優れている。
AF が速くメモリーの書き込みも速いためタイムラグが短く、1秒間に3〜5枚程度の撮影が可能で、シャッターを押したままの連写もできる。
望遠レンズやマクロレンズ、広角レンズなどへの交換ができる。
大型のストロボを取り付けることができる。
光学ズーム
光学ズームはレンズの焦点距離を変動させ遠くの対象物を拡大撮影できる機能ですが、この機能は等倍撮影と同様に画質の劣化がないので、光学ズームの撮影が基本です。高倍率が可能なデジタルズームはデジカメ内部で画像を拡大処理するため、光学ズームに比べ画質が劣ります。
画像サイズ比の統一
商品画像は特に、より見やすくすることが大切ですが、サイズ比率を統一することで、デザイン的にも安定感が増します。
黄金比
この比率は古くから絵画や彫像などの芸術、写真の構図などに見られるの1:1.618 が有名です。身近な近似値 に名刺がありますが、オウムガイの螺旋形、ヒマワリの種子配列、松かさの片鱗、DNAのネジレなど自然界にも多く存在するため、縦横比を黄金比率にカットした長方形が最も美しく、調和感があると言われます。
白銀比
黄金比に対し、正方形の対角線と一辺の比を表す1:1.4142 の比率には、安定感があります。これは法隆寺五重塔や葛飾北斎の画、生花の基本形、新聞、A版用紙のサイズ比などの例があります。
3:4
この縦横比率はデジカメやパソコン、アナログテレビの画面比率で映像関係で使用されていますが、一眼レフのデジカメは2:3の縦横比率になります。
9:16
デジタルテレビやパソコンのワイド画面に使用されている縦横比率です。
原則は自然光を利用し、蛍光灯や白熱灯にレフ板 、三脚などを使って両面から光を当て、陰影がはっきりする直射日光は強すぎるので、必ず薄いカーテンで遮蔽します。
これで光源にトレーシングペーパーを貼付するのと同様に光を拡散させ、照射面を増やす効果があります。このトレーシングペーパーに当たる光の面積が多ければ、透過する光は拡散し、柔らかくなって影が薄くなるので、商品の質感 を表現する場合に利用されます。
笠付きの白熱灯は点光源のため、陰影が濃く立体感が強調されるのに対し、蛍光灯は面光源のため、柔らかい雰囲気を表現できます。商品の立体感を演出するには、逆光が重要で通常は後方45度から当てます。一般にフラッシュの使用は難しく、特に小さな商品の接写撮影は直接光を避けます。全体に光を当てるのが難しい大きな物の撮影は使った方が綺麗に写ることもあります。この場合もレフ板にフラッシュを当てた反射光を利用するのが基本で、レフ板は発泡スチロールの薄板にアルミ箔の貼り付けやカラー厚紙ボードで代替が可能です。商品の色はバック紙 の選択で簡単に実物の色に再現する方法があります。
オート設定で撮影した場合、デジカメは全体を平均した明るさや色合いになるよう、自動調整されます。例えば、黒色バック紙を使用すると背景が暗くなり、商品を含めた全体がグレー系へと明るくなります。色合いも同様に青色のバック紙を例に使用すれば、補色関係の黄色が強く出ます。このように補色関係のバック紙を使用し、商品本来の色を引き立たせます。画像は購買意欲や信頼感に強く影響しますが、画像補正ソフトを安易に利用すべきでありません。元画像が悪いと修正効果も期待できず、過度の修正は逆効果になるからです。画像ソフトには、軽快で操作性に優れたJTrim やVieas 、市販ソフトにも匹敵するようなGIMPforWindows などがありますが、画像の色補正や加工が簡単ないい色 はソフト不要のオンラインからJPEG画像 の加工ができます。
デジカメ画像の補正加工はRAW(ロー) データから直接加工する方が画質調整範囲が広く、画像劣化が少ない利点があります。ホワイトバランスやノイズ駆除、肌色調整などができるRAW現像ソフト は汎用ソフトSILKYPIX がお薦めです。デジカメの撮影技術はデジタルARENA やハウツーグッドピクチャー 、StudioGraphics が参考になります。
PLフィルタの活用
PL(偏光)フィルターはデジカメに取り付けて、光の表面反射である映り込みを排除するフィルターで、商品の包装フィルムの反射除去と本来の色彩を鮮明にする色彩コントラストを高めることができます。例えば空の偏光をカットし、青空をより深い青色に、若葉の反射日光をカットし、本来の緑色に見せるなどの他、余分な偏光カットで白をより白く表現する効果があります。PLフィルターはレンズ部に装着し、フィルターを回転して偏光度合を調整するので、微妙な調節を液晶モニターで確認する必要があるため、一眼レフ型のデジカメがお奨めです。
Exif情報の活用
デジカメ対応の拡張子にJPGの
Exif (エグジフ)があり、通常のJPEG形式と同様に扱うことができますが、Exifには撮影日時や明るさ、フラッシュの有無、焦点距離、速度などの付加情報がファイルに含まれます。これらの撮影データを解析し、失敗の原因を究明することが上達の早道です。データ表示ソフトの
Exif Quick Viewer や
Exif Reader は各メーカーの解析も可能です。
商品画像の撮影委託
商品のイメージ画像はサイトデザインや説明文よりも直感的であるため、注文獲得に大きく影響し、購買意欲の訴求に優れています。ブランド品の質感や食品の鮮度、料理品の美味しさを表現するには、小道具の調度品などが有効です。そのため、画像の質感、構図、照明のノウハウ等を含めたプロの技術を利用する方が効果的です。
この方法は自分の撮影技術を磨き、高価な撮影機材を購入するより、ずっと経済的であると言えます。一般に商業広告写真は本格的なスタジオや撮影機材に設備投資が必要なため数枚の写真でも高額ですが、ネットショップの商品画像やイメージ画像を専門に撮影するサービスが安価で提供されています。
他にも多数ありますので、得意な商品や見本を確認してイメージに合う業者を探します。
インターネット用の標準画像はBMPのような特定OSに依存する形式は避ける必要があります。画像ファイルはテキストなどに比べ格段にファイルサイズが大きく、サイズの圧縮は必須で、Webで一般に利用される画像ファイルはGIFやJPEG、PNGなどの形式があります
色数が多く、連続して色が変化する画像の場合はJPEG、色の境界がハッキリし、同じ色が多く連続する画像はGIF又はPNG形式を選択するのが適当です。
GIF(ギフ)
可逆圧縮 の
GIF 画像はファイルの圧縮率が高く、モノクロから最大256色の画像データを表示できる特徴があります。
輪郭のハッキリしない写真画像より輪郭のハッキリしたイラスト画像に向く
特定カラーの一色を透過設定にできる
ダウンロード時に徐々に解像度が上がって表示される方式 で表示できる
複数イメージの連続表示 やマウスオーバー表示などの機能に対応し、GIFやMNG-LC アニメの作成はフリーソフトのGiam が利用できます
JPEG(ジェイペグ)
非可逆圧縮の
JPEG は画像劣化が少なく、色数の多い画像データやデジカメ写真の保存に最適です。そのため、これらの標準形式になっています。JPEGは圧縮前のファイルサイズに比べ見た目が変わらないまま80%前後の圧縮率が可能ですが、この形式は保存のたびに再圧縮され画質が少しずつ劣化します。
24ビット フルカラーと8ビット グレースケールに対応する
輪郭のハッキリしたイラスト画像より輪郭のハッキリしない写真画像に向く
インターレース方式のGIFと比べ、より滑らかに表示される方式 で表示できる
PNG(ピング)
PNG はGIFに代わりW3Cが推奨する可逆圧縮の画像形式でGIFとJPEGの特徴を兼備していますので、
16ビット グレースケールや
48ビット カラーに対応した画像を保存できます。
PNGの画像表示はIE4及びNN4以降のブラウザバージョンに限定されます
インタレースやアルファチャネル 利用でGIF透過のような輪郭にシャギー が出ない
ガンマ補正のパラメータで受信環境毎に見た目の色が変わる問題を回避できる
GIFアニメはMNGのフォーマットでサポートされるが、多くのブラウザは未対応です
BMP(ピットマップ)
Windowsの標準画像である
BMP はフルカラーでの劣化が無く、総ての画像ソフトで使用できますが、この形式の画像ファイルはサイズが極端に大きい欠点があります。
後日に画像補正をする場合はJPEGの元画像を画質劣化しないBMPやTIFFの形式に一旦変換し、画像補正の都度、JPEGで保存すると圧縮による劣化を防ぐことができます。
通常、ネットに掲載する商品画像は一品に対し、縮小サイズ と拡大版の2枚が必要です。商品によっては、利用場面や比較状態を示すため、更に数枚必要とする場合があります。
お客様の興味ある商品画像をより多く閲覧できれば、購入を認識、確信、決断する販促効果が期待できますが、限られたページスペースで大量の画像を掲載すると表示速度が低下したり、見づらくなります。通常は全ての画像を使用せず、掲載期間を短縮したり、更新頻度を高めるなどの方法で対処しますので、自サイトの設置レンタルサーバーやバックアップに伴うパソコンの容量減少は避けられません。
一時的に画像を保管する場合はSSP 業者のウェブストレージ を利用することができます。これには、画像に特化した無料や有料で利用できるオンラインアルバムが役立ちます。
サービス名
容量
サービスの特徴
Yahoo!フォト
300MB
容量はウェブストレージのYahoo!ブリーフケースの容量を含む
楽天フォト
50MB
アルバム共有やコメント記述、レイアウト変更、リンクができる
DPEgg
50MB
専用と共有のアルバム区分で設置掲示板でコメント交換ができる
Nikon
100MB
オンラインアルバムで使えるフォトメールは専用メルアドが必要
LUMIX CLUB
100MB
アルバム単位で設置する掲示板と写真単位のフリーメモがある
ブロードバンドの普及に伴い、動画は静止画像と比べ、インパクトある訴求ツールとして期待されていますが、動画ファイルの扱いは難しく、機材も必要です。
そのため、パン効果とズーム効果を使い、簡単に1枚の写真からビデオ撮影と同様の効果のある動画アニメが作成できる
Photo Story3 for Windows を利用する方法があります。
このフリーソフトはBGMやナレーションの追加で、動画ファイルのカスタマイズもできますが、WMV形式の動画ファイルが再生できる
Windows Media Player7 以降が必要です。
例として2枚のデジタル写真と付属の音楽ファイルで作成した飲食店のPRフォトストーリーをご覧ください。画像は加工したものを含め最大300枚が取り込めますが、この作成例では
12枚 を使用しています。
動画サイトで有名な
You Tube 、
Google Video 、
Yahoo! VIDEO などの動画を自店サイトにリンクすることで、販促効果を高めることができます。例えば、販売食材を使った調理方法や料理、お店の近隣にある四季の絶景などの紹介はサイトのアクセサリーにも利用できます。これらの動画はビデオカメラで作成されますが、YouTubeは一般のデジタルカメラや携帯電話などからも変換される
.WMV、.AVI、.MOV、.MPGなどの動画ファイル形式に対応しており、動画の再生は最大10分間(100MB)が可能です。
以下の例はPhoto Story3 for Windowsと同一のファイルを利用して作成したものです。
Photo Story3より画質は劣りますが、視聴の機会が多い分、PR効果が期待できます。
手書きの板書
レストランの店頭にある黒板にチョークで手書きしたメニューやイラストなどの風情を自店サイトに下記のタグを貼り付けるだけで、簡単に表示できる
こくばん.in を利用することで個性的なサイトができます。
ただし、タグは運営者側が消去する場合がありますので、左のように画像化して保存することで、自店サイトにも表示することができます。
画像化するには、例えば画像キャプチャーソフトの
WinShot やフリー版の
ScreenCutter などが便利です。
タグ例 <script src="http://kokuban.in/embed/1207668250"></script>