経営講座.初心者のためのネットショップ開業総合支援講座

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ネット広告の現状

国内の媒体別、業種別広告を推定した電通社の調査によれば、2007年の総広告費は7兆0,191億円です。07年の総広告費は全体の51%を占める4大媒体が3年連続下回ったにも係わらず、インターネット広告や衛星放送広告の健闘で前年比101.1%と4年連続で前年を上回る結果になりました。中でもインターネット広告は前年比124.4%と大幅に続伸しています。ネット広告6,003億円の76.5%は媒体費(内、モバイル広告621億円、検索連動広告1,282億円)であり、残り23.5%が広告制作費です。
【広告媒体別割合】

媒体 テレビ 新聞 雑誌 ラジオ SP広告 衛星放送 ネット 合計
広告比 28.5 13.5 6.5 2.4 39.7 0.8 8.6 100%
前年比 99.1 94.8 96.0 95.8 101.9 110.8 124.4 101.1%
iタウンページ掲載

タウンページ掲載情報は各電話事業者を通じ、NTT東日本やNTT西日本が発行する電話帳への掲載を希望された全国のお店や企業の基本情報(番号情報データベース)を基に、iタウンページを運営するNTT番号情報株式会社が独自に収集した情報を付加編集し、毎月末にデータ更新しています。無料掲載できる基本情報は掲載電話番号・掲載名・郵便番号・住所・iタウン独自業種・地図・URL・E-mailアドレスです。(有料版5,250円〜)

Yahoo!電話帳広告

スポンサーリンク広告

Yahoo!スポンサーリンクで表示されるお店の名称をテキストリンクで、自店サイトへ誘導します。年間掲載料は31,500円ですが、自店サイトのアクセス増加が期待できます。
  • 他サイトよりも上位(通常の五十音順リストの上)に表示される
  • 太字の名称で背景色が黄色表示されるため、注目度が高い
  • キーワードや業種、地域で検索した場合、未掲載の同業者よりも注目度が高くなる

クーポン掲載広告

Yahoo!クーポンにお店のクーポンページを掲載できる広告で、Yahoo!電話帳からもリンクされます。
  • お店の名称とリードコピーをページ上部に表示できる
  • 住所、電話番号、地図、営業時間等の基本情報や自店サイトへリンクできる
  • 画像写真は2枚が掲載できる
  • 特典内容や条件、切り取って持ち歩けるよう必要な情報はすべて記載できる
  • タイトルの設定が自由でお店の内容などを紹介できる
掲載料はクーポン掲載広告とスポンサーリンクのセットで年間63,000円です。また、クーポンの掲載のみも可能ですが、これらの併用により、自店サイトへのアクセスや実店舗の来店客数を増やす効果が期待できます。なお、広島市内のクーポン掲載広告店は211店舗あります。(平成19年3月25日現在)
Googleマップの店名表示

Googleマップの未表示店はGoogleローカルビジネスセンターで店舗情報の無料登録ができます。無料のGoogleアカウントを取得してビジネスセンターにログインし、必要な店舗情報を入力します。その後、情報入力後にGoogleから暗証番号を記入した封書が登録店舗の住所へ郵送されます。この暗証番号をビジネスセンターで入力すると6週間以内にGoogleローカルで情報公開されますが、登録情報は緑色で「経営者より提供」と表示され、Googleローカル提供の情報と区別されます。ビジネスセンターの登録情報は携帯電話向けGoogleモバイルのローカル検索にも連動します。

P4P広告

バナー広告からECサイトが提携サイトへ成果報酬を支払うアフィリエイトやP4Pが大勢を占めてます。P4P広告は検索サイトからキーワードを入力した場合、そのキーワードに連動した広告サイトのリンクを表示する検索エンジン連動型やサイト内容を自動判断して表示するコンテンツ連動型の広告を言います。
オーバーチュアのスポンサードサーチとGoogleのアドワーズ広告が有名ですが、両社とも広告主の希望するキーワードを入札方式で購入できます。これは、ユーザーが広告リンクをクリックして広告料が課金されるので、PPC広告やリスティング広告と呼ばれます。

一般的にGoogle検索の利用者はインターネットのヘビーユーザーや企業関係者が多いとされています。これに対し、Yahoo!やMSNからの検索は初心者の個人が多い傾向があると言われます。この傾向はGoogleとYahoo!との差異をよく理解できない初心者は簡単であってもわざわざツールバーをインストールすることもなく、検索にYahoo!のポータルサイトを利用する人が多いためと言われます。そのため、広告の周知度についてはアクセス数が多いYahoo!検索が圧倒的に有利とされますが、ヘビーユーザーが多いとされるGoogleは購買頻度やリピーター率の高い傾向があるとされているようです。

高いPR価値

オーバーチュア社とGoogle社は国内の主要検索サイトと提携関係を結び、サイト内の目につきやすい位置に掲載できる権利を得ています。

優れたコスト効果

アドワーズ広告やスポンサードサーチはユーザーのクリックに課金するリスティングサービスです。そのため、従来のバナー広告を主としたインターネット広告に比べ、合理的かつ低額で出稿できます。
広告比較表 アドワーズ スポンサードサーチ
検索サイト Google・BIGLOBE・Excite・@nifty・infoseek・goo・AOL等 Yahoo!・MSN・FreshEYE・@woman・NIKKEINET・アサヒコム・mixi等
最低料金 1円/クリック〜(開始時に500円のアカウント開設費が必要) 9円又は35円/クリック〜(登録時に最低3,000円の前払金が必要)
制限文字数 タイトル全角12字
説明文全角17字×2行
タイトル全角15字
説明文全角33字×1行
掲載表示順位 入札価格と品質スコアの総合 入札価格の高い順に常時変動表示
登録完了時間 必要な情報の登録で、ほぼ申請終了と同時に掲載可能。広告内容やキーワードの設定変更も即時反映 キーワード選定や見出し、広告テキスト等を自己作成するセルフコースは通常5営業日以内に反映

効果的な利用法

P4Pの効果的な利用には、最初にサービスの利用手順や規定の正確な理解が必要です。
  1. 上位表示を目指すキーワードを的確に選定する
  2. ユーザーの興味を引く魅力的な広告文や見出しを考える
  3. 適切な金額とタイミングでの入札を心がける
  4. 効果の検証を行うことで、次回に反映できる対策を考える
キーワードの過去2年間の検索傾向を時系列にグラフ化したGoogle Trendsは日本語キーワードのカンマ区切りで、最大5個の検索傾向を比較できます。
例えば、クリスマスや母の日の記念日、中元、歳暮などのキーワードが増加する時期を特定できるため、このサービスを活用し、適正なタイミングでP4P広告が可能になります。
着信課金型広告

電話をかけると広告料が発生する着信課金型広告のペイパーコール(PPC)は利用者の電話ログ情報を記録し、これらのデータをPPC広告と同様に成功報酬型広告として利用することができます。利用者が広告の電話番号に電話をするとASP業者のサーバーを通じ、広告主の電話番号に自動転送します。そのため、電話番号の表示ができる紙媒体のみならず、ウェブや携帯サイト等での利用も可能です。コムスクエア社がオプト社と共同開発したこのサービスの広告料は利用者の着信回数と通話時間によって決定され、サイト別の固有電話番号により、掲載サイト毎の着信回数も集計できます。(導入例)

アフィリエイト広告

独自のアフリエイト導入はシステム構築や運営に費用と手間が必要なので、効率的でありません。この場合はASP業者を利用するのが一般的です。これには、小規模のネットショップでも気軽るに利用できる次のようなアフリエイトサービスがあります。
売上増進は販売代理店であるアフィリエイターの育成や販促援助への配慮は不可欠です。

ASP業者 初期費用 保証金 月額料金 ASP手数料 報酬タイプ
電脳卸 20,000円 30,000円 6,800〜39,800円 売上の
3%〜10%
成果報酬
1億人.com 30,000円 12,000円 20,000円 報酬額の30% 成果報酬
BannerBridge 15,750円 20,000円 無料 報酬額の30% 成果報酬
アドリンク 無料 無料 無料 報酬額の27% 成果報酬
b-click - - - 69,000円 クリック保証
この他にも初期費用や月額の低額なアフリエイトサービスプロダイバーがあります。

費用対効果例

電脳卸とくとくプラン
月額基本料14,800円
報酬額
6%(180円)
客単価3,000円
客数 0人 30人 100人 300人
売上 0円 90,000円 300,000円 900,000円
アフリエイト広告費 14,800円 20,200 32,800円 68,800円
対投資効果 ▲14,800円 69,800 126,200円 831,200円
受注コスト
(広告費対売上比率)
- 674円(22.5%) 328円(10.9%) 230円(7.6%)
検索連動型のキーワード広告はそのキーワードに連動した広告主サイトへのリンクが表示されるだけで、広告主サイトへ必ずアクセスするわけではなく、購入するわけでもありません。例えば受注コストが674円であれば、1クリック最低1円のアドワーズ広告を利用して674人のアクセスに1人のお客様があって、初めてアフリエイトと同等の効果を得ることになります。これはコンバージョン率0.15%に相当し、一般的な目標指標となる最低限の1%を大きく下回ります。1クリック数百円のキーワードも珍しくありませんが、競合しない1クリック1円程度のキーワードはアクセス自体が期待できないと考えるべきです。

成果報酬型

掲載広告バナーやテキストのリンクを経由し、注文やサービスの購入があった場合に報酬を支払う方法です。これは、資料請求や会員募集、商品のキャンペーンによく利用される定額報酬型が含まれます。

クリック保証型

広告バナーやテキストリンクをクリックし、広告主の指定ページの表示回数に応じて報酬を支払う方法です。これは、幅広くサイトの告知をする場合に効果的です。

表示回数保証型

広告バナーやテキスト掲載ページの表示回数に応じて支払う方法でページビュー保証とも呼ばれます。
メルマガ広告

メルマガ広告のクリック率はバナー広告を上回るというダブルクリック社の調査結果があります。メールの平均開封率が35%前後、広告の平均クリック率は8%前後であることから、実質2.8%に相当し、バナー広告の一般的なクリック率0.1%前後と比べ、最大28倍近く効率が高くなります。そのため、商品やサービスの販売促進、お店のPRなどに即効性の高い広告効果が得られます。ポイントは配信数の多寡でなく、開封率が高く内容が充実し、関連性のあるメルマガを選びます。開封率が悪ければ、メルマガ広告を掲載してもヘッダ広告さえ見ないので、効果は大幅に低下します。

配信数が多い割りに内容の乏しいメルマガは注意が必要です。これは、不正なメルアド取得や購読解除に応じないゴミ箱直行の強制メルアドが多いからです。そのため、オプトインメールが望ましく、読者の興味ある内容発掘が反響率を高めることになります。
ただし、メルマガ広告の頻繁な配信は逆効果で、読者の望む最適な送信頻度を見極める必要があります。例えば、わくわくメールは登録会員の属性を選択し、携帯電話やパソコンにメールで様々な情報を提供するメール広告です。この情報メールはポイントが付き、受信するだけでポイントが貯まるシステムですが、ポイントはキャッシュバックの対象として還元されます。自店の登録会員へクーポンや案内、イベントなどを携帯電話へ送信する販促メールはわくポンが利用できます。

メルマガの配信時間

メルマガの配信時間はアクセス解析を基にタイミングよく開封される時間帯を狙うことが大切です。セールの開始時刻をメルマガで告知するタイミングは特に重要です。

メルマガのタイトル

メルマガのタイトル文や本文ヘッダー部分に記述するキャチコピーも大切です。「だけの4法則」に基づくキャチコピーは購買意欲を一層高めることができます。前回セールの結果や顧客の感想や要望などをメルマガで紹介することができますので、更に興味や意欲が刺激されるので、以降の追加セールに誘導することができます。
ダイレクトメール広告

通常、郵送やメール便を利用する紙媒体のDMは新規客の誘引とリピーター客の囲い込みを目的としてます。ネットショップも、お客様の購買情報を整理し、これらの活用が望まれます。メルマガは目にするまでの間、様々な障害がありますが、DMは一瞬でも目に触れる機会があります。全く興味のない場合は一瞥でゴミ箱行きですが、僅かでも興味があれば、見るのではなく読んでもらえます。メルマガの執筆や配信は定期的な手間とネタが必要ですが、これを苦にするショップが多いのも現実です。メルマガの代替には、閑散期に不定期で発行できるDMを利用した効果的なリピーター対策が必要です。
DMの活字やイラストなどはウェブ画面と比べ、格段に自由度と読解度が高く、記憶に残りやすい性質があるほか、メルマガより指名性の高いDM発送は特別扱いの気持ちをお伝えすることができます。DMはハガキや封書を利用するのが一般的ですが、費用と効果を数値で測定できる効果もあります。これらの活用方法については、DM factoryがありますので、ご参照ください。

パブリシティ広告

従来の新聞・雑誌・テレビ・ラジオ等の広告媒体を無料で利用するパブリシティ広告も重要です。実はマスコミに登場する一部のお店や商品は自分でマスコミに売り込んでいる場合があります。多くの新聞社や業界紙、雑誌社は専用のリリース受付窓口を用意していますので、会社のウェブサイトや電話で確認することをお奨めします。
記事の掲載依頼はリリースの媒体先を絞り込むことが大切で、例えボツになって見送られても定期的なリリース継続が重要です。リリース先は通販雑誌やインターネット関連雑誌、地元ミニコミ紙、地方紙などが基本ですが、継続的なリリースで担当者を印象付け、特集記事が企画された場合に声かけの可能性が高くなります。
リリースする場合は記事の作成に役立つ情報や特徴を簡潔にまとめて提供することも大切なので、日頃から最新情報のリリースができるよう整理しておくことが必要です。

一度に数百社を超えるようなリリースを行う場合や内容によって配信先を変更したい場合はマスコミに配布するプレスリリースの配信代行業者を利用する方法があります。これには、代行業者によって配信される得意とする媒体が異なるので、事前に確認します。
ネットから利用できる配信代行業者には、@Pressのようなプレスリリースの書き方を記載しているサイトもあります。この他にも年会費が別途に必要な業者があります。

配信代行業者 利用料金(1件) 配信媒体数
@Press 配信媒体数に関係なく39,900円 約2,000媒体
PRESS NAVI.com 通常料金4,725円 2,000媒体目標
Value Press! 無料(10媒体)、30,000円、22,750円(月間) 917媒体
いちにのさん.com 84,000円(編集と配信2週間後のレポート含む) 150〜200媒体
Press Network 12,000円(創業後31日以内のリリース無料) 約4,000媒体
Mr.DOR 持参800円(Mail30円、FAX80円、郵送150円) 約20,000媒体

Release StationNews release JapanJPressOne等は無料で利用できます。なお、近畿2府4県の企業のみが無料利用できるサンソウカンde記者会見など地域限定版もあります。これらの利用によって、必ず掲載されるわけではありませんが、掲載の確率は高まる効果があります。掲載されたかどうかのチェックはクリッピングを入手します。
これには社内外切り抜き通信社プレスリサーチ社ジャパン通信社などの専門会社があります。依頼されたキーワードのある該当記事をカッターで切り抜き、郵送してくれるので、掲載紙をわざわざ購入する必要のない便利なサービスです。

懸賞広告

賞品やサービスの提供で、短期間に広くお店の周知ができる懸賞は有力な広告手段の一つです。また、応募者から得られる個人情報の活用にも魅力があります。
単独では、次のような手間と応募数の点で難があるため、懸賞情報サイトの登録代行サービスを利用するのが一般的です。有料版の完全代行は高額なので、やはり作業時間は必要です。登録代行は懸賞サイトに対するもので、必ず掲載されるとは限りません。(懸賞情報サイト一覧)

  • 応募ページ、企画内容の作成や応募者リストの管理、賞品の選定等の作業が生じる
  • 賞品目的の応募が多く、簡単なアンケートなどで応募者を絞り込む必要がある
登録代行サービス 内  容
さぶみっと 無料版7サイト・有料版25(5,250円)〜100(21,000円)サイトの登録
Hot-Prize! PRと読者の取得を重点に30サイトから専用応募フォームに接続する
試供品配布
一般に試供品の使用を契機に商品を購入する割合は高く、更に知人へ紹介したりする割合を加えると販促効果は相当高いものになると言われます。試供品配布サイトはモニター募集や結果集計を代行するため、率直な意見を聴けたり、ブログなどを通じて口コミ評価が広まる利点があります。特に化粧品、日用消耗品、食品の新製品はこの傾向が著しく、ネット通販の販促手法の一つです。試供品の提供で自社製品に応募した会員データや使用後のアンケート結果を入手することができます。

日本最大級のサンプルモールサイトのサンプル百貨店は企業の提供する試供品を消費者会員に配布し、試供品の使用感や意見を企業側に集計提供しています。試供品は次のような方法で配布しますが、請求には、無料の会員登録と独自バーチャル通貨のサンプラーを貯める必要があります。この通貨はアンケートの回答や企業戦略企画室にアイデアを投稿すると受け取ることができます。

  • 先着配布 先着順に配布する
  • 抽選配布 抽選方式で配布する
  • 入札配布 試供品の希望者が入札し、最高落札者に配布する
  • 有料配布 一部代金(送料やお試し価格)を負担して配布する
ブログ広告
ブログに感想や意見、実体験などの記事を掲載してもらい、口コミの影響力を利用する手法です。ブロガーと企業を仲介するサービスを提供する事業者は次のとおりです。
  • プレスブログ
    登録会員に企業やブランドから最新の商品やイベント情報などを配信しています。これらの配信したプレスリリースの内容をブログで紹介した場合に掲載料が支払われます。広告主の商品、指定キーワード等を紹介すると1件100円以上の報酬があります。企業から報酬を得ている以上、広告の一種とみなすべきですが、広告の表示義務はありません。
  • AmebaPR
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